現在の相違は変化の規模と速度から、気候を大きく変えて環境を傷つけてきたのです。 私は、デービッド・Aテンボロウ氏の地中海文明に関するすばらしい著書(最初のエデン)〈1987年〉から過去人間が環境に与えた影響の事例を挙げることができます。

これはテレビ番組を基礎に著述したものです。 彼は、南のオットマン帝国と北のキリスト教徒との間の最後の大戦闘に参加した戦艦エル・レァルを取り上げています。
これは、1571年、地中海海戦で、レパントの闘いと呼びます。 オットマン帝国は決定的に敗北し、回教徒のョーロッパ侵入は終わりを告げました。
しかし、エル・レアルは、戦闘に参加した船舶250隻のうちの1隻に過ぎません。 また、これが肝要な点ですが、これらの軍艦のうち1隻の建造のため樹木650本を伐採しました。
恐らく、皆さんは、かつて、艦隊の建造を目的とする森林伐採に関しては思い及ばなかったでしょう。 人々は、エル・レアルの部品材料である樫を得る目的で、はるばるスペインまで足を伸ばしました。
山羊の放牧、木炭の生産、船舶の建造のため、地中海沿岸の広大な地域の森林が伐採されました。 この地域は、カルタゴ時代の大人口を扶養し得る肥沃な土地から、乾燥生息地に変わりました。
2000年前プラトンが生きていた時代でさえ、土壌はすでに消失しつつあり、大量の樹木の薪利用と山羊の放牧の影響で広範な森林破壊が起きました。 従って、お分かりのように、人類はきわめて早い時代人類は、東アフリカの狭い地域にその起源を発します。
世界の残りの地域に拡がるまでに、長期間を要しました。 人類は、ゆっくりしかも徐々にその範囲を拡げたのです。

オーストラリア、アンティポディーズ諸島、新世界は、人類の世界各地への拡散の後期の移住先でした。 人口はその時期きわめて小さく、きわめて長期間約500万人にとどまっていましたが、その後歴史のほとんど1瞬のうちに加速され、現在の水準に到達したのです。
私たちは、人口が比較的小さい時期、例えば19世紀に於いても環境を汚染し、大きく変えてきました。 現在、人口は何十億の水準ですが、英語で表現する的確な形容詞がないほどの速度で増大しています。
私たちは過去の大地質変動の幾つかと同様の規模で環境を変えています。 私たちが現在地球上の生命に及ぼしている影響の規模は、ネメシス(1部の学者が中生代末期の大絶滅の原因として示唆するいわゆる死の星)のそれに匹敵するでしょう。
この影響は非常に恐ろしいものです。 熱帯地方はどうなるのでしょうか。
そのは、過去100年でもっとも興味ある生物学上の思想の1つーテリー・Aーゥィン氏による動物種数の新評ーを部分的な根拠にして与えられます。 彼の最近の著作は、私たちの動物種数の推測値より係数10〜20増やした推測値を示しています。
これらは、あらゆる国が知られるようになり、あらゆる国が開発された時期に得たものです。 国立自然史博物館の昆虫学者Aーウィン氏は、熱帯雨林冠を採取し、ここに生息する昆虫種の新たな推測値を発表しました。
熱帯雨林は、ごく最近まで開発が及ばない最後の場所でした。 問題は、地上1〜2フィートの高さで、どういう採取手段を採用するかということです。
彼は、林冠へ向けてロープを発射して巻き上げた霧発生機で速効殺虫剤の霧を発生させ、雨林の地面に敷いたプラスチック・シートで、落下対象物を捕獲しました。 最終的には収集物を試験所に持ち帰り、サンプルとして使用しました。
昆虫種の数は以前1.50万と考えられていましたが、この調査の結果、新たな推測数は1.500〜3000万とされました。 この推測値はある仮説を根拠にしており、Aーウィン氏はまだ実証されていない仮説を設定しているとして批判を受けました。

しかし、彼は自分の推測値が控えめなものだと考えており、私も彼に同意します。 彼の推測がおおむね正しいとすれば、私たちが最近考えていたよりもはるかに多数の動物が存在する訳です。
それらの圧倒的な部分は熱帯地方に生息しています。 私たちは、かつて、地球上の動物種の60%が熱帯地方に生息していると考えていました。
現在この数字は99%に近づいています。 また、その大多数は林冠に生息しています。
私は、ピーター・Bリューゲル兄の有名な絵(子供たちのゲーム)に焦点をあてて、熱帯生物学とは何かに関する私の個人的な認識を得ています。 この絵には小規模の活動が画面1杯に描写されており、何百人もの人物がゲーム以外ほとんど何もしていません。
全景の展望はありませんが、むしろ詳細な相互作用が描かれています。 熱帯生物学は、同様に多数の動植物の恐ろしく複雑な相互作用で要約されます。
これらの相互作用は常時進行しています。 皆さんがあのBリューゲルと1緒に生活しているとすれば、毎日そのなかに何か新しいものを発見するでしょう。
皆さんが決して注目したことがない隅っこに、わずかな環境作用を発見するでしょう。 それぞれがあれをやりこれをやり、すべてが様々なことをしています。

皆さんは、私と同様に20年間熱帯地方に居住すれば、動物の間で演じられる、新しい、驚くほど複雑なゲームを頻繁に観察する人口密度46/平方キロメートルの開始人類、ング海峡を渡る人口100万生物の多様性狩猟採集人口約500万で安定農業:人口500万から50億に増加政治的自由・民幸芋装の発展90万年以上:人類は生態学的に動物と変わらず熱帯地方のポスト植民地主義拡張(大規模森林伐採)人口密度=|/平方キロメートルでしょう。 数少ない事例履歴研究がこの現象の最良の説明になります。
例えば、ブラディプスという驚くべき生物、ミッュビナマケモノについて考察しましょう。 これは、穏やかで、動作がのろく、木の葉を餌にしている動物です。
この動物は、それ自体1つの生態系を構成しています。 毛の1本1本には溝があって、そのなかで少なくとも12種の微小植物が生育し、この動物のカモフラージュに役立っています。
ナマケモノの背中の毛は、藻類を保護するように進化しました。 つぎに、ナマヶモノガについてご説明します。
その役割は微小植物のそれとはまったく違います。 1960年代初期、私が初めてパナマを訪れたときは、ナマケモノにガが住みついている理由を誰も知りませんでした。
ナマケモノガは特殊な種で、いつもナマケモノの下毛で見つかり、1頭当たりガ1.5〜20匹がいます。 彼らは、そこで何をしているのでしょうか。
2人の科学者、ジェフ・Wーゲとジェン・Mントゴメリー両氏がこの疑問にしました。 その現象全体を見ると、ガはナマケモノの消化の習慣に関係していることが分かります。
ナマケモノは木の葉を餌にしています。 木の葉は、セルローズが含まれているため消化がきわめて困難です。

ほ乳動物は木の葉消化酵素をもっていません。 しかし、セルローズの消化を助けるため反芻する動物もいます。
ナマケモノは、1回で1週間、腸内に木の葉を保持します。 この間に腸内細菌がセルローズを分解する訳です。
食物保持期間が長いためナマケモノの排便は月に1回だけです。 また、ナマケモノは木から降り、しっぽを使って穴を掘り、排便します。
ナマケモノガは、この1瞬を待っています。

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